【給与UP】転職エージェント推薦歯科衛生士とるべき認定資格6選(2023年3月4日更新)

歯科衛生士Cさん「身につけた技術や知識を形に残したい!」
「認定資格っていろいろあるけど給与UPに繋がる資格はあるの?」

そんな疑問にお答えします。

✔️本記事の内容

1.転職エージェントが推薦する認定資格5選(取得要件含む)
2.どの認定資格が給与がアップしやすいの?

転職エージェントとして15年。新卒の学生からベテラン、フリーランスの歯科衛生士まで幅広いキャリアの相談を受けてきました。「○○資格が取りたい」「●●資格は転職で評価されますか?」など、資格に関する相談はとても多いです。

また、採用側の院長から

「●●資格を持っている人だったら、給与○○万円からスタートだから」

など、お話をいただくことがあります。

そこで、求職者側と求人クリニック側の意見を総合して転職エージェントである私からみた、「認定資格5選」を皆さんにお届けしたいと思います。ただ、今回の5選はあくまでも個人的意見です。資格については、各クリニックの院長ごとに評価は違うと思いますので、ひとつの意見として参考にして下さい。

また、適正年収についての記事も上げていますので、
合わせてご覧ください↓↓↓
【転職者必見】歯科衛生士の適正年収の調べ方

では早速進めていきましょう。

1.転職エージェントが推薦する認定資格5選


おすすめは以下の通り

①ホワイトニングコーディネーター
②日本小児歯科学会認定歯科衛生士
③日本歯周病学会認定歯科衛生士
④介護支援専門員(ケアマネージャー)
⑤インプラント専門歯科衛生士
⑥認定矯正歯科衛生士

ホワイトニングコーディネーター

一般社団法人日本審美歯科学会が運営する制度です。
ホワイトニングに関する専門的な知識技量を持った方を養成する制度。1日の講習で認定資格が取得できるので、「何か認定資格取りたいな」と思った時にすぐに取得できる認定資格です。
「ホワイトニングを患者さんへ勧めていきたい!」というクリニックは、多いですし、面接時に「ホワイトニングコーディネーター持ってるんだー!イイねー!」という院長の評価を何度も耳にしています!
ただ、一点気になるポイントとしては、セミナーと同日に認定試験があること。
合格は100点満点中70点。
過去取得した方のお話を聞くと「当日のセミナー内容を聞いていたら、十分合格点は取れたよ」「基礎的な内容だから難しくなかったよー」という感想でした。
正直、認定試験に不合格でした、という方をお聞きしたことがないので、しっかりセミナーを聞いていれば大丈夫な試験だと思います!

主な応募要件
・日本国歯科衛生士の免許を有すること
・日本歯科審美学会会員であること
・ホワイトニングコーディネーター認定講習会を受講すること。
・ホワイトニングコーティネーター認定試験を受験し、合格すること。

(引用:一般社団法人日本歯科審美学会より)

日本小児歯科学会認定歯科衛生士

学会会員数は5000名ほどいる歯科業界トップクラスの会員数ですが、認定衛生士の数が178名。これから認知度が上がっていくであろう認定資格なのでチャンスです。(ちなみに、関西では登録者数は24名)

衛生士の最大の役割はむし歯予防・歯周病予防。二つとも主に生活習慣病なので、子どもの頃からの意識づけが大きく関わってきます。予防のスタートは小児歯科から。地域密着のクリニックでは、子どもの予防歯科に力を入れているクリニックが多く、知識と技術は小児専門歯科以外でも十分発揮できることでしょう。
応募要件の中に、5症例報告資料が必要になります。
また、この5症例は『全て定期検診まで進んでおり、2年以上経過の資料が必要」と言う条件があり、結構ハードルが高い。
ちなみに、日本小児歯科学会認定衛生士を推薦をしていますが、私自身まだ日本小児歯科学会認定衛生士を取得された方にお会いしたことがありません・・・。
ですが、これからさらに必要になる分野であることは間違い無いはず。ぜひ、チャレンジをしてみてください。

主な応募要件
・日本小児歯科学会認定歯科衛生士の申請時に、日本小児歯科学会の会員で会員歴が1年以上あること
・通算5年以上、小児歯科学に関する研修と臨床経験または同等以上の経験を有すると認められる
・申請時に、研修単位が30単位以上ある。

(引用:日本小児歯科学会より)

日本歯周病学会認定歯科衛生士

歯科衛生士の方が「認定を取りたいんです」と言えば、ほとんどの方が日本歯周病学会認定歯科衛生士のことを指しているでしょう。2005年スタートしたこの認定制度は現在、1090名の認定衛生士が誕生しています。
フリーランスとして活躍する歯科衛生士の多くはこの認定資格を取得していますね。
「歯科衛生士のスペシャリストたち」といっても過言ではないでしょう。
5年の歯科衛生士の経験と申請時に5症例資料に提出が必要。取得ハードルが高く設定されています。書類審査に合格すると、2次試験があり、東京でのケースプレゼンテーション(発表10分間/口頭試問5分間)が予定され、さらにハードルを高めています。「認定歯科衛生士が取りたい」という方が多いにもかかわらず、歯科衛生士就業者数の0.8%しか取得者がいないことをみると、受験ハードルの高さが問題のように見えます。
ただ、実際に取得された歯科衛生士の方にお話を伺うと、問題は「初診時からの症例を5症例を集めること」だとか。5症例分の対象の方々が、資料が整うまでしっかりメンテナンスに通ってくれればいいですが、離脱することもしばしば。そうなると、10名、もしくはそれ以上の患者さんを追っていかないと5症例分の資料が揃いませんよね。
また、受験経験者に話を聞くと、ケースプレゼンテーションの口頭試問については、「厳しい質問が続いた」「初めての経験でとても緊張した」という声も聞かれました。ただ、「口頭試問までいって落ちた人は聞いたことがない」という話も複数の方からでています。5症例まとめる知識と能力が備われば、十分口頭試問でも合格ラインに達するということではないでしょうか。

主な応募要件
・既に歯科衛生士資格を有し、日本歯周病学会が定める要綱すべてに該当する者
・通算5年以上の歯周病学に関する研修と臨床経験を有する者またはこれと同等以上の経験を有すると認められた者。
・日本歯周病学会が認定する研修に参加し、申請時に30単位以上を有する者。
・申請時に日本歯周病学会の会員である事。
(引用:日本歯周病学会より)

ちょっと補足・・・。

 

「日本歯周病学会の認定医の院長のところで働かないと、認定歯科衛生士は取得できないんですよね?」

という声をたまに聞きます。

それは、「間違い」です。

日本歯周病学会認定医のもとで勤務すれば、多少の単位取得が少し楽になること、症例を集めについてのアドバイスがもらえる、というプラスポイントがありますが、申請ができないや合否に影響がある、などということは一切ありませんので、ご安心ください。

実際にこういったセミナーが開催されています。
今の職場を辞めずに〝認定歯科衛生士〟を目指すオンラインセミナー!
ここでは、認定医が在籍していないクリニックでどうやって資格を取得するのかを教えれます。

④ケアマネジャー(介護支援専門員)

通称ケアマネ。
介護を必要とする方とその家族の要望を聞き、介護の利用者一人ひとりに合わせたケアプランの作成する仕事です。訪問歯科診療に携わっている方はケアマネさんとの接点はよくあると思います。逆に歯科外来の方には少し縁遠い資格かもしれませんが、外来でも訪問でも歯科衛生士のキャリアを5年積むと受験資格がもらえます。介護福祉系の資格の中では難関資格の一つとされていますので、介護分野に興味のある方、チャレンジ意欲の高い方は挑戦してみるのはいかがでしょうか?ちなみに、合格率は15〜20%前後です。

主な応募要件
・応募要件特定の国家資格を保有している人(5年以上)
または
・介護施設などで相談援助業務などに従事している人(5年以上)

(引用:大阪府のホームーページ より)

⑤インプラント専門歯科衛生士

日本最大の学会会員数を誇る日本口腔インプラント学会。その認定がインプラント専門歯科衛生士です。口腔インプラント治療介助及びそのメインテナンスの専門知識、技術の向上を図ることを目的としています。インプラント治療の介助またはメインテナンスに3年以上携わることが要件と3症例を提出(最終補綴物装着後2年以上経過した症例)さらに、1名の口腔インプラント専門医に査読を受けること。が必要となっています。
インプラント治療をしない、というクリニックは少なくなっていますので、どのクリニックでも評価される資格だと思います。

主な応募要件
・日本口腔インプラント学会正会員の年会費が申請時に納入済みであること。
・インプラント治療の介助又はメインテナンスに3年以上携わっていること。
・一口腔単位の3症例とし、最終補綴物装着後2年以上経過した症例を提出すること。
・1名の口腔インプラント専門医に査読を受けること。
(引用:日本口腔インプラント学会より)

⑥認定矯正歯科衛生士

近年マウスピース矯正の需要により、矯正のニーズが高まってきています。
今一番取得がアツいのではないでしょうか?
矯正のプロフェッショナルになることによって、多くのクリニックから重宝されますし、日本歯周病学会と並ぶクリニックから評価のされやすい認定資格といえます。

また、認定矯正歯科衛生士2級と1級と認定の中でもステップアップができるようになっています。

さらに、この認定資格ですが、まだ取得者が140名ほどしか取得をしていません。

認定矯正歯科衛生士1級の取得は、認定矯正歯科衛生士2級取得後、学会参加などでポイントを取得し、

・『1回の更新』というのが要件。
・学会の学術集会等大会での学術発表
・学術発表後口頭試問などの面接審査

ぜひ、ニーズが非常にある認定矯正歯科衛生士。

ぜひチャレンジしてみませんか?

https://www.jaao.jp/index.htmlから引用

 

2.どの認定資格が給与がアップしやすいの?


どの資格が給与アップしやすいのと言われると、日本歯周病学会・ケアマネジャーではないでしょうか。
日本歯周病学会認定歯科衛生士はいわば「歯周病のスペシャリスト」王道中の王道です。この資格と技術があって、重度の歯周病患者さんの治療が任せられるということなら、評価しない院長はいないでしょう。
私の経験ですが、非常勤勤務希望の歯科衛生士の方で「歯科衛生士の時給相場の倍」でご採用いただいた方がいらっしゃいます。

令和元年の賃金構造基本統計調査の結果によると、ケアマネージャーは平均393万円ちなみに、歯科衛生士の平均年収が370万です。平均年齢や職種領域が異なりますので一概に比較できませんが、その差は約23万円。さらに、ケアマネは独立して仕事をするという道もありますので、あなたの努力次第では収入は劇的に増えることになるでしょう。

✔️まとめ

・1日の受講で取れるものから数年かけて準備が必要な資格がある
・準備期間が長い認定資格など一番評価される
・日本歯周病学会認定歯科衛生士は給与UP査定をされやすい
・ケアマネジャーは独立も可能。給与も自分次第!

いかがでしたでしょうか?

歯科衛生士になったからには、興味のある分野を見つけて、より深い知識と技術を身につけたスペシャリストを目指してください。まだまだ紹介し切れていない認定資格じゃたくさんあります。
最後に、症例作りなどの準備には院長やスタッフ、患者さんの協力が欠かせません。認定資格取得を通じて、協力してくれる仲間に感謝をし、更なるステップアップをして下さいね!

※最新の応募条件や申請内容については、各認定資格のHPを必ずご確認ください。(2020年4月23日現在)

【転職・就職相談については毎月5名限定で相談を受けております。】

認定資格の取得支援してくれるクリニックにいきたい・・・
認定資格を評価してくれるクリニックに行きたい!
どんな資格が自分に向いているか相談したい!
できるだけ効率的に就職活動したい方。
納得できる就職活動をしたい方。

当社では無料就職サポートを行なっておりますので、是非ご連絡ください。
こちらから問い合わせください
電話問い合わせは06-7777-2495

ディーズエージェンシーのご案内動画

また、現在、LINE公式アカウントに登録すると、『歯科医院専門面接質問集』を無料プレゼント中。

ぜひご登録ください!

 

“【給与UP】転職エージェント推薦歯科衛生士とるべき認定資格6選(2023年3月4日更新)” への1件の返信

コメントは受け付けていません。