「ここの歯科医院、早めにやめた方がいいかも?」と思ったときの判断を間違わないためのチェックリスト9選

「ここの歯科医院、早めにやめた方がいいかも?」と思ったときの判断を間違わないためのチェックリスト9選

質問をしてきた歯科衛生士
歯科衛生士A「早めにやめた方がいいかなと感じたけど本当にやめていいのかな?」

「やめてもいいかどうか、しっかりとした判断基準が欲しい」

そんな疑問にお答えしていきます

4月は就職転職ともに入社される方が一番増える月。

未経験者・経験者問わず多くの方が、新しい職場(歯科医院)で働き始めているかと思います。

そんな中、

「入社したけど、もうやめそうな歯科衛生士がいる」

とか

「1日で退職した人がいる」

という声を聞くこともチラホラ。

ちなみに、早期で退職されようとしている方の多くの方が、

明確な理由がなく、「なんとく」という非常に曖昧な理由。

時間が経てば解決することや今の自分にとっては、違和感の感じることでも

自分の成長に欠かせないことだったりすることもあります。

退職することが本当に自分にとって良いことなのかどうか、

チェックリストを作りましたので、ぜひ参考にしてみてください。

私は、歯科専門の転職エージェントとして15年。1000名以上の歯科衛生士、歯科医師の転職就職をサポートしてきました。

「全員の就職転職を成功させた」と言いたいところですが、一定数早期で退職したり、初日で退職してしまって、クリニックに迷惑をかけたことは何度もあります。

その中で培ってきた、チェックリストですので、多くの方に当てはまる内容です。

ただ、全てが完璧な職場というのはありません。

チェックリストはあくまでも参考材料。チェックリストの中に該当しても「将来の自分のなりたい姿」に近づけることができるかどうかが一番の指針になりますので、チェックリストを鵜呑みにせず、ご自身で判断をしてみてください。

もし現時点で退職代行を利用して退職を考えている方は、こちらの記事をご覧ください。

歯科衛生士・歯科助手が退職代行を使うときに考えないといけないこと

では、まず結論から、

①労働条件通知書(雇用契約書)がない
②スタッフや先生へに挨拶をしても挨拶が返ってこない
③グループに分裂。陰口が多い
④院長、勤務医が横暴
⑤先輩が仕事をめんどくさそうにしている
⑥歯科助手が他領域の仕事を行っている
⑦衛生面的に不潔
⑧勤務医が院長の治療に対して批判
⑨院内での勉強会やミーティングがない

それでは、それぞれ解説していきましょう。

退職前のチェックリスト

①労働条件通知書(雇用契約書)がない

労働条件通知書は、採用条件を明確にするためにも法律上通知が義務付けされています。

スタッフ関係を良くしたいと考えているクリニックは、できるだけ揉め事を起こしたくないと考えています。一番大事で揉めやすい採用条件については確実に書面で交わすことをしていますので、一度クリニックに相談するのがいいでしょう。

「うちは歯科衛生士も助手さんも書面では渡してないから、求人票を確認してよ」というところは要注意です。

②スタッフや先生へに挨拶をしても挨拶が返ってこない

個人的にはこのチェックリストの中でも最重要ポイントです。

気持ちの良い挨拶ができない人に仕事はできません。このポイントは、スタッフ定着にしっかりと組んでいるクリニックは徹底して行っています。当たり前のことではありますが、朝の忙しい時間から気をつけて挨拶するのも、意識していないとなかなか難しいもの。医院の教育姿勢が見えるポイントです。

③グループに分裂。陰口が多い

月日が経つにつれ、仲のいい人、気の合う人で固まってしまうのは仕方のないこと。ただ、そのグループの中で陰口があったり、グループごとに亀裂があるのはとても居心地が悪くなりますよね?

居心地の良さ、尊敬できる方がいるかどうか、よく見極めていきましょう。

④院長、勤務医が横暴

指導しているのか、それともただただ感情で話しているのかをしっかり見極めましょう。特に院長は、歯科医師としての立場から、歯科衛生士、歯科助手へ指導が必要なため、シビアな場面になればなるほど、言葉がキツくなるケースはあります。また出身地によっても言葉がキツく感じたり、冷たいと感じるケースもあり、言葉の内容以上の印象を受けるケースもあります。冷静に言われたことを分析して、指導なのか、ただただ怒りの感情をぶつけているだけなのか考えてみましょう。その場面ではきつい言葉でも、あなたの成長を引き出すための言葉の可能性もあります。

⑤先輩が仕事をめんどくさそうにしている

先輩の姿があなたの将来の姿。数年後、生き生きと働いているかどうかはあなた次第ですが、クリニックの流れに沿って進んでいけば、あなたのそばにいる先輩歯科医師、歯科衛生士と同じような姿になるでしょう。

⑥歯科助手が他領域の仕事を行っている

コンプライアンスがより一層厳しくみられるようになってきた昨今。各職種の領域は厳密に分けられるのが一般的になってきました。各クリニックによって解釈の分かれる部分はあるにせよ、明確にNGになっている行為をさせることはスタッフとしても安心して働くことができないですよね。

⑦衛生面的に不潔

歯科衛生士の就職活動の時に、学校の教員からも「しっかりみなさい」と言われる衛生面。クリニック全体が清潔であることはもちろんですが、消毒滅菌の方法、設置されている機械など各クリニックで取り組みは大きく異なります。

患者さんもスタッフも安心安全なクリニックであることが望ましいですよね。

⑧勤務医が院長の治療に対して批判

勤務医が院長の治療に対して批判をするのは、一番クリニック内を混乱させます。

多くのケースは院長がしている治療は間違いではないが、勤務歯科医師の意見が強く、スタッフと関係性が密になるので、勤務歯科医師の言葉を「鵜呑み」にしてしまうケースがほとんど。

これは、院長と勤務歯科医師との関係性が悪化していることが原因ですが、スタッフを混乱に陥れることが多いので、勤務歯科医師の言うことを鵜呑みにせず、客観的にみてみる必要があります

⑨院内での勉強会やミーティングがない

日々の診療に追われているとスタッフ通しで意見交換ができる時間はまずありません。そのため、落ち着いた場で意見交換ができるミーティングはとても重要な機会です。スタッフ間の関係性が良いクリニックは、このミーティングをとても大事にしていますし、ミーティングとは別の機会にもスタッフ面談などの時間をとって強制的にコミュニケーションをとる機会を作っています。

ミーティングや面談がないところは、スタッフの教育や定着について軽視している傾向にありますので注意が必要です。

いかがでしたでしょうか?

もし、退職が少しでもよぎったら、上記の9項目を見てチェックしてみてください。

また、退職がよぎった時に今の現状を改善する方法としてあなたがとるべき方法が3つあります。

ぜひこちらの動画をご覧ください。3分ほどで見れます

【無料の転職就職相談を受け付けております】

・今の職場にいたままでいいのだろうか。
・退職についての相談がしたい。
・できるだけ効率的に就職活動したい方、
・納得できる就職活動をしたい方、

当社では無料就職サポートを行なっておりますので、是非ご連絡ください。

ディーズエージェンシーのご案内動画(3分ほどで見れます)

また、現在、LINE公式アカウントに登録すると、『歯科医院専門面接質問集』を無料プレゼント中。

ぜひご登録ください!