新型コロナウィルスの影響がある今だからこそできる!転職就職活動!


歯科衛生士Bさん「年内に新しいクリニックで働きたいと思っているが、新型コロナウィルスのニュース見ていると、まだ就活しないほうがいいのかな?」
「今って見学面接に行って大丈夫なの?」
「この時期の就職活動だから注意するべきことはある?」
 
 
こういった疑問にお応えします。
 
■本記事の内容

1.今だからこそできる就職活動に関する情報収集方法
2.面接に行っていいかどうか
3.この時期就職活動する場合の注意点

 
このブログを書いているのは、2020年4月21日。私は大阪在住なのですが、4月7日の緊急事態宣言が出てから、街の状況も転職市場も一気に冷え込んできました。
2008年のリーマンショックの時にも、同じように転職エージェントとして活動していましたが、歯科医師・歯科衛生士の採用事情については、ほぼ変わりませんでしたからね。今回は、私自身も経験をしたことがない状況に陥っています。

そんな状況ではありますが、採用しているクリニックは十分にあります。

今回は、こんな時だからこそできる転職就職活動の方法についてわかりやすくお伝えしますのでぜひ参考にしてください。
さて進めていきましょう!

1.今だからこそできる就職活動に関する情報収集方法


外出自粛要請が出ているのでなかなか面接に行くことも躊躇してしまいますよね。また、何件も面接に行くということができないので、自宅で調べられる範囲はしっかりと情報収集する、ということが大切になってきます。情報収集のポイントについて解説していきますね。
 

感染予防対策について

クリニックの感染予防対策についてしっかり確認していきましょう。
歯科クリニックはもともとからB型肝炎などの感染症に対する対策を行なってきました。スタンダードプリコーション(来院されるすべての患者さんが感染症の有無に関わらず潜在的に感染の可能性を持つとの観点での予防策)の観点から感染予防が徹底されています。ですので、「新型コロナウィルスが発生したからどうしよう・・・」というわけではなく、「今まで十分に感染予防対策をしてきた。さらにレベルアップした対策をしよう」という流れになっているわけです。一般の患者さんはそういうことを知りませんから、クリニックとしても告知していく必要があります。そうなると、いつもは表に出ていない感染予防対策に関する情報がホームページ上にも出てくる、といわけです。
気になるクリニックがあれば、ぜひ求人情報や応募条件を見る前に、各クリニックのホームページの「当院の感染予防対策について」というのを見て下さい。
新卒の歯科衛生士が就職したいクリニックの条件のひとつに「感染予防対策がしっかりとられているところ」をあげています。
見学をしなければわからなかった内容が、今はトップページに出てきます。必ず確認をして見て下さい。
 

緊急事態宣言中の期間の診療スタイルや休診対応について見てみよう

4月7日の緊急事態宣言が出て以降、来院患者数に影響が出ています。ただ、患者さんの口腔状態を保ち健康を維持するためには、治療やメインテナンスが必要なのは確か。そういった葛藤の中、歯科医院は各自でいろいろな診療体制や対応を試みています。
なぜ、この時期の対応を見るのか・・・
それは、「院長の性格やポリシーが見えてくるから」です。ゴールデンウィークまで全部休診にするクリニックや診療時間の短縮するクリニック、逆に診療時間を伸ばし、患者さん一人一人のアポイント間隔を開けながら診療を続けるクリニック、担当衛生士制を廃止し、人員を縮小しながら診療を続けるクリニックなどなど・・・色々な形の診療スタイルが出てきています。「全て休診にする院長がスタッフのことを一番に考えている、一番いいクリニックだ」というわけではありません。休診が長ければ長くなるほど、スタッフの生活が苦しくなる可能性があるわけですから・・・。どの対応が正解で、どの対応が間違っているということではありません。それぞれの価値観があり、否定できるものではないですよね。ただ、こういった状況での判断だからこそ、経営者(院長)の価値観や性格が出てくるところだと思いますので、医院の価値観とご自身の価値観が合うのかどうか、ぜひチェックしてみてください。
 

出入り業者さんに対しての対応

出入り業者さんについて、どのような対策をとっているかもチェックしよう。
歯科クリニックには技工所、メーカー、材料屋、配送業者、飛び込みでの営業の方、など日々多くの方がクリニックに来院しています。その方々への現在どういった対応をどうしているのか、ぜひチェックして見てください。HPへ記載しているところは少ないですが、面接時に「外部の業者への対応はどのようにされてたんですか?」など聞いてみると、クリニックのことをより深く知ることができるかもしれません。
ちなみに、緊急事態宣言出る3日前に私が面会アポイントを取ろうとしたクリニックがありました。しかし、担当者からは「採用はしているけれども、面会は不可。外部業者の方については、最小限の方のみお願いしているので、メールでのやりとりをさせてください」と丁重に面会をお断りされました。仕事としては痛かったですが、クリニックの早い対応を見ているととても良い印象を持った瞬間でした。

 2.面接に行っていいかどうか

緊急事態宣言が発令されている中、また、今後ももしかしたら延長されるかもしれない、そんな状況の中、転職を考えている方々はどうしていいかとても迷ってしまいますよね。

面会に行ってもいいのか?

「場合による。」です。
「なんとなく転職を考えているので、見学だけいきたい」という方は、今の現状を考えると情報収集のみにとどめておくことがいいかとは思いますが、「3月に退職してしまって収入が厳しくなる」という方はやはり動かざるを得ないでしょう。
現状でも面接可能なところはありますので、面接に行くことはできるのでご安心ください。
面接に行く行かないについて正解はありません。価値観は人それぞれ。面接の受け入れも院長の考え方によります。ただ、緊急事態宣言がでてから、一気に歯科の求人市場が売り手市場から買い手市場に変わりました。(とは行っても他業種よりは求職者優位なのですが・・・。)緊急事態宣言が解除されれば、また元に戻ることも考えられますが、今より悪化することも考えられます。面接を受けたい場合は面接希望先と相談して「今行くのか、それとも少し先に日程を決めるのか」を話し合っていただくことが必要ですね。場合によっては、オンライン面接を始めているところもありますよ。
 

3.この時期就職活動する場合の注意点 

ウェブ面接に対応できる準備を

ウェブ面接に対応できる準備をしておいて下さい。
歯科業界はどちらかというとアナログ的でした。しかし、今までLINEとネット検索しか使わなかった院長先生たちがセミナーや情報交換のツールとしてzoomなどのウェブ会議ツールを使用し始めました。使用に抵抗感がなくなってくると、さらにウェブ面接は加速していくでしょう。
私自身も多くの歯科関連業者の方、院長先生とお話ししますが、対面でお話ができないため、ほとんど今はウェブ会議です。また、SNSでも「オンラインツールを使いました」という記事を見ない日はない、といったくらいに頻繁に使用されています。

採用選考は今までよりも厳しくなることは間違いない

履歴書や面接での評価は間違いなく厳しくなります。
これだけのクリニックが新型コロナウィルスに影響を受けている中、採用を考えているクリニックも何かしら影響を受けていると考えられます。また、多くのクリニックがでこのマイナスの影響がいつまで続くのかわからない状況だと不安視しています。そういった中、採用を考えているのですから、「本当にこの人で大丈夫なのか」と採用側が考えるのはごく自然なことでしょう。
ですから、履歴書については、丁寧に書くのはもちろん、職務経歴書ではご自身の今までのキャリアが歯科医院でも生かされるかどうか、納得感のある説明ができるかどうかがポイントになります。
採用の最終判断は「長期勤務をしてもらえるかどうか」「協調制を持ち、スタッフとうまくやってもらえるかどうか」です。
特に第一印象は採否に最も影響します。
面接での服装や化粧、受け答えなどいつも以上に注意を払いましょうね。

まとめ

・各クリニックの感染予防対策について見てみよう
・院長の価値観と、自分の価値観を照らし合わせてみよう
・オンラインツールでの面接はすぐそこまできています。対策を怠らず。
・採用ハードルは上がっている。より一層の準備をして面接に臨みましょう!

いかがでしたでしょうか?
未曾有の事態において、各クリニックの価値観が明確に出てくると思います。大変な状況であることは確かですが、「ピンチはチャンス!」
これを機会に多くの情報に触れて、自分にの価値観に合うクリニックを探して見てくださいね!
 

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