医院の未来は「1月の退職者数」で読める説

〜年始の離職に潜む“黄色信号”を見逃すな〜

新年を迎えるたびにスタッフの退職が続く…そんな年始の風物詩、医院経営者としては他人事ではないのではないでしょうか。

実は、「1月の退職者数」には、その医院の未来を左右する重要なヒントが隠れています。
本記事では、なぜ年始に離職が集中するのか、その背景と対策、そして“退職者数”から読み取るべき医院運営の課題について、実例を交えて解説します。


なぜ“1月”に辞めるスタッフが多いのか?

年始は、「辞めやすいタイミング」がいくつも重なる時期です。

① 年末で“ひと区切り”がつく

ボーナスをもらった後、年末年始の休暇で気持ちがリセットされると、「このまま続けていいのか?」と冷静に考える余裕が生まれます。

結果的に「年内で退職」「年始から新しい職場へ」という流れになりやすいのです。

② 人間関係の綻びが露呈しやすい時期

忘年会や年始の顔合わせなど、スタッフ同士が密に関わるイベントが続く時期は、人間関係の不満やストレスが表面化しやすくなります。

特に歯科助手・衛生士間の関係性は退職理由の上位に常に入る要因です。

③ 医院の“変化のなさ”に気づく

「来年こそもっと良くなる」と期待していたのに、年始になっても何も変わらない…。

スタッフにとっては「見切りをつける」には十分な理由になります。


「1月の退職者数」でわかる医院の“未来予測”

実は、1月の退職者数が多い医院には共通するリスクがあります。

1. 教育体制に課題あり

退職者が短期在籍で辞めているなら、教育・育成体制に問題がある可能性大です。

マニュアルが整備されていない、教える人によって指導内容がバラバラなど、継続勤務が難しい環境が生まれていませんか?

2. 組織風土が“個人依存”型

スタッフの雰囲気や空気感が、特定の人物(例:古株スタッフ、院長の奥様など)に依存していると、新人が入りにくい風土が形成されがちです。

このタイプの医院は、長期定着率が低い傾向にあります。

3. 院長が現場の変化に気づいていない

「最近、雰囲気いいと思ってたのに」「まさかあの子が辞めるなんて…」
こうした“突然の退職”が重なる医院では、スタッフの不満が見えにくい構造になっている可能性があります。


「退職=悪」ではない。でも放置はリスク

もちろん、退職そのものが悪いわけではありません。

ライフスタイルや家庭の都合での円満退職もありますし、組織の新陳代謝として必要なケースもあります。

しかし、短期間での大量離職や、毎年同じような時期に同じような理由で辞めるパターンが繰り返されている場合は、“構造的な課題”を見直す必要があります。


1月に離職者が出たらやるべき3つのこと

退職が発生した後、ただ求人を出すだけでは不十分です。

以下のようなアクションを通じて、医院全体の改善につなげましょう。

① 退職理由を“本音”でヒアリングする

建前の「家庭の事情です」「やりたいことができて」ではなく、可能であれば本音を引き出すことが重要です。

信頼関係のある第三者(エージェントなど)を通じて聞くのも有効です。

② 在籍スタッフの声を拾う

辞めた人だけでなく、残った人の声も貴重なヒントになります。

「実は自分も悩んでいた」「同じ理由で辞めようと思っていた」という声が出てくるかもしれません。

③ 次の採用だけでなく「定着」を重視する

採用活動を再開する際は、求人内容の見直し・面接でのマッチング精度向上・入社後のフォロー体制の強化など、定着率を高める工夫をセットで行いましょう。


医院経営は“スタッフ定着”が命

患者さんの信頼は、スタッフの定着によって築かれるもの。

離職率の高い医院は、技術・接遇以前に「安心して働ける職場かどうか」で評価される時代です。

1月の退職者数が増えているなら、見直すチャンスです。

医院の土台をしっかり整え、次の一年を“定着と安定”の年にしませんか?


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記事監修者:池田直史
D’s Agency代表 https://dsagencynet.jp/
株式会社increw 代表取締役 https://increw.jp/

歯科業界特化型エージェントとして15年、これまでに2000件以上の採用相談、1000名以上の求職者支援実績あり。現役の歯科医院事務長としても、医院運営のリアルに即したサポートを提供しています。